卒業生インタビュー
環境を広く学べたことにより
多角的な視点で物事が見える
PROFILE
環境情報学部 環境情報学科 2009年度卒業和田 光矢
環境省 関東地方環境事務所
日光国立公園管理事務所
国立公園管理官
国立公園の管理、整備で保護と利用の両立
私は自然保護官として国立公園の管理に従事し、施設整備を担当しています。
環境省の仕事は希少種の保全や外来種対策、開発の許認可等の自然保護のイメージが強いかもしれませんが、保護と利用の両立を図れるように、自然情報を提供するビジターセンターやトイレ、荒廃した遊歩道を整備するために設計・工事の監督もしています。
何事も積極的に参加して経験を積んだことが今に活きる
私は漠然と環境に興味があったため、様々な分野の環境を学べる本学を選びました。都市環境や住環境など、あらゆる角度から環境を捉えた講義があり、その後ゼミを選択する上で十分な時間をかけることができました。
自然環境を専門とするゼミに配属してからは海岸や沙漠、都市、里山と班に分かれて研究していたため、異なった環境下の緑地が持つ公益性と重要性を学ぶことができ、環境行政を志すきっかけになりました。
今となっては土木や建築など、大学の専門分野と異なりますが、環境を中心に幅広く学べたことが多角的な視点で検討する土台になっています。また、大学時代はグループワークの発表役やボランティア活動等、何事も積極的に経験を積むことを重視していましたので、前向きな姿勢が身について仕事のやり方にも影響しています。
大学は経験を積む場だと思いますので、積極的にいろんなことに参加してみてください。