在学生インタビュー
環境問題への強い意志を
受け止めてくれる学びの場です
PROFILE
環境学部 環境創生学科 3年荒尾祐登
環境問題は他人事ではないから
私の中学・高校時代には、海外での大規模な森林火災や、日本国内の記録的大雨による土石流、最高気温の更新や台風など、多くの環境問題がメディアを賑わしました。学校の課外授業では「2012」や「デイアフタートゥモロー」といったSFパニック映画を見ることも増え、近い将来この問題が本当のことになるかもしれないと聞き、この問題を解決するためにはどんな方法や手段があるのか知りたくて本学を選択しました。キャンパス内には保全林もありフィールドワークが身近にできるのも魅力です。またオープンキャンパスに参加した際、優しそうな先輩が多く、充実した大学生活が予感できました。
本学でしか体験できない事はたくさんあります
現在、横浜キャンパス内にある未利用バイオマス(落ち葉や雑草)を集めて堆肥化させる研究をしています。イネ科、葛科、その他に分類して、堆肥化の過程でどのような違いがあるか、またどの条件で最も堆肥化が促進されるのか比較しながら研究を行っています。いま使われていないモノを資源にして、肥料の効率的な製造ノウハウが確立できるよう取り組んでいます。また、雑草として見ている植物にはそれぞれちゃんと種類がある事。いくら刈ってもすぐ生えてくる恐ろしさ、草刈り時にかゆくなる成分。このような事も、実体験でしか得られないフィールドワークの学びです。
講義・座学では、その分野のプロフェッショナルの教授陣が知識のない状態でも丁寧に教えてくれるため、とても学びがいがあります。私の受講した「自然復元論」や「地理情報システム」では、いずれも独創的なアイデアを考える力が鍛えられました。また、生態環境と都市環境の両分野にまたがる講義も多くあり、一つの分野だけでは答えられない環境問題に対しての視野が広がりました。また本学は教授陣と学生の距離が近く、講義中の疑問にはその場で質疑応答があるため取り残される事はありません。さらにオフィスアワーも設けられているため、この時間を活用して授業で疑問を抱いたことや教授の研究について個人的にお話を伺うこともできます。
同じ志を持つ仲間と学ぶ幸せ
例えば、高校のクラスメイトに環境問題を投げかけても「そんなのもあるね」程度の答えが返ってきたりするでしょう。ですが大学は、目指した分野について学びに来る人が集まる所です。とりわけ本学は、環境問題に関心を抱いている人ばかり。同じ志・興味関心を持つ学友と学ぶ事こそが充実した学生生活というものです。また、フィールドワーク時にタヌキや昆虫を発見する、木の実を見つけて食べる事も、保全林がある横浜キャンパスならではの楽しみです。
大学3年生になって研究室に配属されたら、先輩たちと共同で研究を行ったり、時には運動会といった催しをやったりと、講義以外も充実していて楽しいです。
地球温暖化にピリオドを打ちたい
温室効果ガスを2030年までに13年度比46%削減すると政府が目標を掲げましたが、現状ではこの目標を達成するのは厳しい状況となっています。そこで、本学で学んできたことを活かしてこの目標の達成に貢献したいです。そのために、現在行っているバイオ関連の研究を卒業研究として継続しようと考えており、大学図書館のバイオガスに関する書籍を読み漁っています。環境問題に関心をもつ人は増えているものの年々深刻化している地球温暖化を止めるために、少しでもいいので貢献できるよう努力をしています。そして、自分の活動がこの地球温暖化に限らず全ての環境問題に多くの人が関心を抱いてくれるようになって、皆で今起きている環境問題に向き合って解決していければと考えています。
夢を掴みともに学びましょう
受験は最後まで泥臭く問題を解き続けた人が勝利するものだと思っています。たとえ自分にとっては大きな目標であろうと、ギリギリまで粘り合格の2文字をあなたのものにしてください。受験に楽な道などはなく、地道にコツコツやってきた人が最後に笑うのです。あきらめず、憧れのキャンパスライフを掴み取ってください