在学生インタビュー
街の自然への興味を
学びに、そして将来へつなげる
PROFILE
環境学部 環境創生学科 4年杉本 勇介
(横田研究室所属、 (株)パスコ に就職内定)
街の自然への興味から、目指したい自分を見つける
大学には、自分がやりたいと思えること、目指したいことを具体的に見つけることを期待して入学しました。
そういった「目指したい自分」は、なかなか簡単には見つからないと思うのですが、学科自体がそもそも興味に即した学科だったので、「絶対に見つかるのではないか」という当てというか、期待のようなものがありました。
そのような中で、興味を持てる授業や先生との出会い、研究室との出会いがあって、目指したい分野や、そこでの人のつながりが見えてきました。3年生になってはっきりと研究とキャリアを意識するようになり、先輩と一緒に研究室活動を行うなかで、具体的な自分の目指すものを自然と固めていくことができました。
「熱い」先生達の多面的な環境の見方から、学びが広がった
目指したい自分を探す中で、「教員との距離が近い、教員と話しやすい」ことはとても有益でした。環境の捉え方を一つとっても、捉え方は教員に応じて少しずつ違うし、逆にそこから「一つの見方だけではない」ことを学ぶことができました。
自然や生き物が好きな人が自然と集まっている学科で、程よい人数ですから、顔と名前が覚えられる。お互い何をやっているか話ができる、聴きに行ったりできるので、横のつながりが作りやすいのも、とても良いところだと思います。
また、熱い先生が多く、先生の人柄も身近に感じられます。自分が興味を持った学びから、その面白さを広げていける学科だと思います。
キャンパス環境も、港北ニュータウンの自然や街並みの中で、環境の調査に行ったり、環境イベントに参加したりする中で、興味を深められる。大学生活のフィールドとして、大変良い環境です。
フィールドや地域との繋がりから、学びの意味が見つかる
学科の授業と演習、その先の研究が、相互にリンクしていて、授業で学んだことを現場で深めていくことができる点は、大きな魅力だと思います。
特に横浜市、そして地域の人々と連携した学習・研究や活動ができるのも、大きな魅力です。横浜は、みなとみらいから里山まで、環境を学ぶフィールドとしての魅力がいっぱいです。また、環境活動に対する市民の関わりも、全国的に見ても先進的であり、そういった地域の人々、環境に関わる市民との出会いを通じて、大学での学問の意味を知ることもできました。
大学を出るときにどのような仕事につけるのか、入学時は具体的なイメージがありませんでしたが、多くの経験を得た今、そのイメージは大きく広がっています。
街の自然を観る視点を、キャリアに繋げる
研究室で都市の生態系を研究する中で、一般の人とは全く違う角度で街を見られるようになっています。街路樹をひとつとっても、足元の一つ一つの小さな自然に目がいくようになりました。そのような街の自然を観る視点の深さや広がりは、大学で得た大切な視座です。
就職後は、そういった自然環境を空間情報として把握しながら、これからのまちづくりに貢献できるような仕事ができればと考えています。これからの都市づくりにおいて必要な生態学的な視点を、(データやコンサルティングを通じて)人や社会に伝える仕事に関わっていければと思っています。