環境経営システム学科 馬場研究室活動紹介
研究内容
最近は特に気候変動適応に注力しており、地方自治体の政策形成や将来シナリオづくりの研究をしています。現在、文科省「気候変動適応技術社会実装プログラム(SI-CAT)」や総合地球環境学研究所「統合型将来シナリオ構築手法」などのプロジェクトに関わっており、全国の様々な大学、研究機関とコラボしています。
例えば、岐阜県では気候変動影響として、長良川の氾濫や世界農業遺産に指定されている鮎の将来について関心が持たれています。滋賀県でも農業や琵琶湖の漁業など、様々な影響に関心がもたれています。そのような関心を明らかにしながら、気候モデルや影響評価野研究者らと共に、将来的に気候が変わっていく中でどのような将来像が描けるのか、研究を進めています。2020年1月には、岐阜と滋賀それぞれでこれまでの成果を発表するシンポジウムに参加する予定です。
ゼミ生の活動について
普段のゼミ生の活動では、事例研究と卒業研究について発表を適宜行っています。また毎年、研究活動に絡めてゼミ合宿を行っています。2019年も11月に別府で行いました。午前中は市民の皆さんと源泉を調査し、そのデータをwebGISにアップして共有した後、午後は「別府の将来像を考える」というテーマでワークショップを行いました。