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学外授業で東京スーパーエコタウンの企業様を見学・訪問しました

2019年1月17日に、環境学部では「エコマテリアル」の授業の一環として、学生・教員約70名が、東京スーパーエコタウンの企業様を見学・訪問しました。今回の見学・訪問企業は3社です。

【株式会社アルフォ様】
同社では、リサイクルの流れをご解説頂き、食品残渣から飼料を製造する工程を見学しました。私たちが見学した時には、ちょうど、売れ残り食品廃棄物を手作業で投入しており、食品ロスの再資源化は手間がかかる作業であることが良くわかりました。
同社では、食品廃棄物を廃食用油と混合し、「油温減圧脱水乾燥装置」の中で、蒸気による間接過熱を行い、配合飼料原料を製造しています。この飼料は栄養バランス良い飼料になるということでした。また、液体状の廃棄物を利用してバイオマス発電を行う設備も見学させて頂きました。「飼料化」と「バイオマス発電」の2輪で、食品ロスの有効利用を行う同社に、感激をしました。

【成友興業株式会社様】
同社では、建設現場や建築現場から発生する、がれき類・汚泥・汚染土壌等を受け入れて、洗浄・分級を行い、改質土、改良土等を製造しています。
製造フローをご説明頂き、がれき等の受け入れから製品のアウトプットまでを見学しました。工程の各所に新技術が導入されており、なかでも、「炭酸マイクロバブル」によって、焼却灰に含まれる塩素の除去を、薬剤を使用せずに行われている工程は、環境負荷削減と処理コスト削減を両立しており、優れた技術でした。

【株式会社リーテム様】
同社では、首都圏で排出される金属系廃棄物を再資源化する業務を行っています。大型機械から小型家電まで、車を除く、全ての金属系製品を受け入れています。ちょうど、見学時に、UFOキャッチャーのような大きなクレーンが、破砕機へ原料を投入していました。その大きさ・迫力に、皆、見入ってしまいました。
製造工程からは、鉄・非鉄・プラスチック等がアウトプットされており、シュレッダーダストの排出を最小限にするために、破砕工程、風力選別、手選別工程を効果的に導入していました。

企業様におかれましては、ご多忙のところ、ご対応頂きまして、御礼申し上げます。再資源化・資源の有効利用を実感する良い機会となりました。

  • 株式会社リーテム様の説明
  • 成友興業株式会社様 見学風景
  • 株式会社アルフォ様の説明の様子