東京都市大学-中国政府生態環境部・日中友好環境保全センターとの 連携協定が締結されました
吉崎真司教授(東京都市大学 副学長)と佐藤真久教授(東京都市大学 環境学部)は、2018年6月9日に日中友好環境保全センター(北京、中国)において開催された、第二回日中環境ハイレベル円卓ダイアログ(300名程度の参加・出席)に出席・発表するとともに、東京都市大学-中国政府生態環境部・日中友好環境保全センターとの連携協定に関する協力覚書の交換式に参加をしました。連携協定に明記された研究・教育における内容については、以下の通りです。
(a)水質汚濁・大気汚染に関する環境測定技術の向上
(b)環境測定機器の維持管理技術の普及
(c)大気汚染及び酸性雨の防止
(d)水質汚濁の防止及び水資源管理
(e)循環経済の推進及び有害廃棄物の処理
(f)放射性物質に関する測定技術
(g)都市環境の改善
(h)地球の温暖化の防止
(i)生態系及び生物の多様性の保全
(j)環境の保護及び改善に関連するその他の分野であって今後両締約機関が合意するもの
第二回日中環境ハイレベル円卓ダイアログは、日中友好環境保全センター(中国)と国際協力機構(日本)により実施され、日本からは、笹川博義氏(環境省環境大臣政務官)、竹本和彦氏(海外環境協力センター理事長/元環境省地球環境審議官)、坂本和彦氏(アジア大気汚染研究センター所長)、小柳秀明氏(地球環境戦略研究機関北京事務所所長)、南川秀樹氏(日本環境衛生センター理事長/元環境省事務次官)ほか、株式会社島津製作所、双日、JICA等が参加をしました。
本円卓ダイアログでは、「生態環境体制改革:好機と挑戦」と題する第二回日中環境ハイレベル会合として開催され、(1)二国間の環境政策の動向、(2)大気汚染と気候変動への共同対応、(3)郷村振興戦略下の農村環境管理、について、関係者による発表と議論が深められました。
両者は、午前最後のセッションである連携協定に関する協力覚書の交換式に出席し、笹川博義氏(環境省環境大臣政務官)と黄潤秋氏(中国生態環境部副部長、政府における副大臣級)の仲介の下、日中友好環境保全センターの任勇主任(政府における局長級)との協力覚書の交換が行われました。午後のセッションⅡ「郷村振興戦略下の農村環境管理」では、一連の発表に関する評論が吉崎副学長により実施されました。大学との連携協定は、中国政府生態環境部・日中友好環境保全センターにとって初めてのことです。