東京都市大学環境学部
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06 | TOKYO CITY UNIVERSITY ENVIRONMENTAL STUDIES生態系と人間活動や都市基盤との調和を図ることによって、自然共生や環境負荷の低減を達成しつつ、快適で豊かな環境や空間をつくる。環境創生学科では、これを自然科学的なアプローチによって実現しようと目論み、そのための研究と教育を実践しています。環境創生学科の内部は、さらに生態環境分野と都市環境分野のふたつに分かれています。生態環境分野は大気、水、土壌、生物などといった自然環境のあり方を学び、身近な生態系を守る取り組みから熱帯雨林の修復や砂漠化の防止といった地球規模の環境問題まで、幅広い課題に取り組みます。一方、都市環境分野はヒートアイランドや大気汚染などの様々な問題を解決し、自然と調和した人工的な都市環境をつくりあげるための居住環境整備や土地利用の手法、調査分析の技術、そしてそれを応用した計画・デザインについてまで学びます。環境に関する科学的知識や様々な環境問題を解決する技術を身につけてもらうために、この学科では多様で効果的なカリキュラムが組まれています。教室での座学による授業だけでなく、森林や都市に出かけていっての観察や調査を行います。キャンパス内にあるビオトープの管理、実験・測定装置を使っての実習も行います。フィールドでの学びをこの学科では重視しています。フィールドから情報が得られると、それをもとに分析し、将来を予測し、環境を改善するための計画を考えていきます。そして解決策を形としてデザインする表現力も身につけることができます。グローバルな人材が求められている社会状況にも対応して、海外での研修プログラムも充実しており、オーストラリア、中国、ネパールなどに滞在し、現地の人々と交流しながら学ぶという国際的な経験を積むこともできます。また授業を受けることで測量士補、自然再生士補などの資格が得られるほか、技術士補や宅地建物取引士ほか多くの資格について取得の支援も行っています。卒業後の就職率も非常に高く、建設系やサービス系をはじめとして、様々な企業に就職しています。在学中に磨いたフィールドでの対応力やプレゼンテーション・スキルを生かして、幅広い分野で活躍できる人材を育てています。生態環境と都市環境の持続的な調和を図る環境創生学科科学的な知識、環境問題を解決する技術を身につけることができます学科長:リジャル ホム・バハドゥル

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