17 | TOKYO CITY UNIVERSITY ENVIRONMENTAL STUDIESQ1 どのような学修・研究を行っていますか? 私は高齢者介護施設における送迎を効率よく実施する研究を行っています。中川徳生会が持つ3つの施設が毎日車で高齢者の送迎をします。高齢者の希望を聞きながら多くの車と人員を抱えていて、送迎効率はよくありません。本研究はAI的技術を用いて送迎業務を自動的に行うシミュレーターを開発し、送迎業務の効率をあげることができました。Q2 研究の魅力は何ですか? 私にとって研究の魅力は数学です。企業経営問題の一番の基礎は数学です。繁雑なデータを数式で整理して分析して、知りたい結果を見つけることができます。これは研究の中で一番面白いことです。矯キョウ 開カイ寧ネイ 環境情報学研究科郭研究室 修士2年横山莉緒 環境マネジメント学科古川(柳)研究室 4年Q1 どのような学修・研究を行っていますか? これまで受講した中で特に印象的なのは「企業経営とサステナビリティ」という講義です。化学汚染問題を日焼け止めという身近な視点で掘り下げるなどしました。この事から私自身、製品を購入する際の基準が変わり、企業活動を様々な観点で、さらに自分の目線で見ることで深い学びと大きな影響があることを実感しました。Q2 研究の魅力は何ですか? 持続可能で豊かなライフスタイルへ向かうために地域創生が重要だと考え、地域創生を推し進めるための研究をしています。具体的には人々が地域活動に向かう要因を特定し、それをはかる指標構築を目指しています。地域創生の支援を考える企業が資金を投入する地域を検討する際活用できるような指標です。いずれはこの研究をベースに地域創生のロードマップを描きたいです。Q3 あなたは将来、どのような人になりたいと考えていますか?まだ漠然としていますが自然環境への配慮や地域創生にポジティブな影響を与える行動を促す事業に携わりたいと考えています。人の行動を変化させることは決して簡単ではありませんが、だからこそやりがいもあります。より多くの人がより良い社会の実現に向けてアクションを起こしたくなるようなきっかけづくりができたら理想的です。杉山弦太 環境マネジメント学科伊坪研究室 4年Q1 どのような学修・研究を行っていますか? 企業経営や政策の分野などの多角的な視点と、環境の知見を掛け合わせた「○○×環境」を、企業や教授の方々、学生同士で協同し、多様な授業を通して体系的に学んでいくことで、情報収集能力や課題発見力、それらを分析して出てきた結果を解釈する能力など、様々な技術や能力を総合的に学んでいくことができます。Q2 研究の魅力は何ですか? 私の研究室では製品やサービスのライフサイクル、つまりモノの材料調達から製造、使用、廃棄までの一生に関わるCO₂の排出や資源の利用などの環境への負荷を定量的に分析する研究を行っています。研究の面白さは今まで考えていた固定概念が覆されることと、そこから湧く好奇心を追求することができることにあると思います。Q3 あなたは将来、どのような人になりたいと考えていますか?現在はAIを用いてビッグデータから環境への影響を分析する研究を行っているので、この経験を活かし、世界的な課題である環境問題に対して、AIなどの情報技術を用いてビッグデータを解析し解決策を提言できるような人や、先進技術を用いて貧困などの世界の不平等を無くせるような仕事に携わる人になりたいと考えています。環境問題の深刻化を受け止め、持続可能で豊かなライフスタイルへの転換を描く左:モノの一生に関わる環境への負荷を分析右:AIを使いエアコンのビッグデータから環境影響を分析学びの視点
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