15 | TOKYO CITY UNIVERSITY ENVIRONMENTAL STUDIES研究内容:持続可能な社会の構築にむけた能力開発と協働の仕組みづくり。「能力開発」、「倫理」、「協働」は、持続可能な社会の構築に不可欠なテーマです。環境・開発問題と能力開発(個人、組織、地域)を関連づけながら、学外の組織との共同研究などを通して、そこに内在する価値観・倫理観、能力・態度、社会参加・協働ガバナンスについての考察を深めます。 社会との関わり:日本の国際協力の知見蓄積、協働ガバナンスモデルの活用、環境教育・ESD関連取組への貢献 目指す未来:VUCA時代に対応した結合的な能力開発モデルの構築研究内容:超学際アプローチによる環境・エネルギー問題の解決。地熱資源の温泉や発電利用など、利害の異なる人々の間ではしばしば対立が起こります。また、気候変動の影響が様々な場面で出はじめ、将来を見通した対策が求められています。本研究室では、複雑な状況下で持続可能な社会を実現するための政策イノベーションの仕組みづくり、専門家・行政・利害関係者らとの合意の場づくりを通じ、政策提言を行っています。 社会との関わり:国内外の研究機関や自治体とコラボによる社会実装 目指す未来:コデザインによるレジリエントな(しなやかな)社会研究内容:環境問題をコミュニケーションの問題として考える。環境問題はそれを問題だと認識しない人や組織が引き起こし、それを問題だと考える人や組織によって問題化されます。それは、コミュニケーションの行き違いとして発生し、その結果として深刻化していく問題です。これらを環境思想に遡ってとらえ、農業と食料をフィールドにコミュニケーションの問題を明らかにしていくこと、それが本研究室のテーマです。 社会との関わり:農や食に関するコミュニケーションを活性化する 目指す未来:すべての人が科学技術の利用を決定できる社会に佐藤[真]研究室環境教育と国際協力佐藤 真久教授Masahisa Sato馬場研究室環境ガバナンス馬場 健司教授Kenshi Baba大塚研究室環境思想と農業食料問題大塚 善樹教授Yoshiki Otsuka環境政策分野環境政策分野環境政策分野SDGsSDGsSDGs研究内容:グローバルな環境政策の評価、ローカルな環境問題の調査。人体には無害だが世界規模で悪化が進む環境問題と,地域住民に悪影響を及ぼす環境問題がこの地球には同時に存在しています。この両極にあるそれぞれの問題を経済、制度、インセンティブという視点を通して分析し、評価をする研究を行っています。前者では国際海運のCO2削減制度、後者は船舶から出る大気汚染物質削減政策などの研究をしています。 社会との関わり:国際・国内の政策を評価して環境改善を促す 目指す未来:より良い環境政策に変えてゆく契機をつくります岡田[啓]研究室環境・エネルギー政策岡田 啓准教授Akira Okada 環境政策分野SDGs研究内容:「しくみ」を通して現状を理解し、解決策を提案しよう。自然破壊といった典型的な環境問題にとどまらず、我々の生活基盤である環境の保全と利用に係る幅広い問題を研究対象とします。たとえば防災や観光などの問題を、法という「しくみ」を通して理解し、そこから課題を抽出し、解決策を提案していきます。これらの「しくみ」が日常生活とどう係わり、我々の意思決定がどのように反映されているかなども検討していきます。 社会との関わり:解決策の提案は「しくみ」の変更提案にしよう 目指す未来:「しくみ」の理解を社会で生かそう古川[務]研究室環境法政策古川 務准教授Tsutomu Furukawa 環境政策分野SDGsゲノム編集技術のリテラシーを高める試み廃食用油の収集・リサイクル体制の検討気候変動適応を巡る科学者と政策担当者の熟議とその内容の可視化環境負荷を生じさせる国際海運の研究エネルギー問題などの複雑な問題を、システム思考因果ループの抽出により可視化し、統合的解決に向けた考察を行う
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