14 | TOKYO CITY UNIVERSITY ENVIRONMENTAL STUDIES研究室・教員紹介環境経営システム学科 環境学部研究内容:環境影響を最小限にするための評価・研究。あらゆる人間活動は環境負荷を伴います。本研究室では、ライフサイクルの視点にたち、環境影響をできる限り少なくするために、製品をより正確・適切に評価する知識を身につけます。製品の分析評価手法として企業に採用されているLCA(ライフサイクルアセスメント)やLCC(ライフサイクルコスティング)を実施し、環境におけるリスク評価を研究します。 社会との関わり:環境調和型社会の構築に貢献する製品等の普及を支援 目指す未来:持続可能型社会に向けた羅針盤を構築研究内容:経営環境の変化に即応できるマネジメントシステムを開発。製品が顧客に提供されるまでのサプライチェーンと、調達・生産・流通・販売の各プロセスの生産性を高めるためマネジメントシステムの開発をしています。さらに、接客業務や福祉介護施設の管理業務など、サービス業の生産性を高めるマネジメントシステムの開発にも取り組んでいます。 社会との関わり:生産性向上をIE技術と業務仕組化で支援 目指す未来:業務改善アイデアをいつでも試せるマネジメントシステム研究内容:環境重視の生産システムの問題意識と方法論について考える。トヨタの‘かんばん方式’、ソニーやキヤノンのセル生産など、日本が世界に誇る生産技術とシステムがあります。その仕組み、制約条件、特徴、注意点を調査分析し、モデリングをし、さらにモデルを解析した結果を用いて実在のシステムを評価しています。また、リサイクルできる製品設計方法、CO2を軽減する配送計画、など環境要因を取り入れた研究をしています。 社会との関わり:設計、製造、流通、回収過程における意思決定問題の解決目指す未来:持続可能なサプライチェーンマネジメントシステムの構築伊坪研究室ライフサイクル環境評価伊坪 徳宏教授 [環境学部教授・環境情報学研究科研究科長]Norihiro Itsubo 大久保研究室経営工学大久保 寛基准教授Hiroki Okubo郭研究室持続可能な循環型生産システム郭 偉宏教授Ikou Kaku環境経営分野環境経営分野環境経営分野SDGsSDGs研究内容:経営施策が業績・環境に及ぼす影響を副作用も含めて研究。様々な経営施策(開発プロジェクト投資、設備投資、プロセス改革、各部門への目標付与等)が企業業績や環境に及ぼす影響を研究しています。事例調査、仮説創生、コンピュータシミュレーション等を通じ、影響のメカニズムを探求しています。それを明らかにすることが、経営施策効果の予測やビジネスゲームによる経営トレーニング等への応用を可能にします。 社会との関わり:影響メカニズムを知識化し持続可能な社会の実現に貢献 目指す未来:シミュレーションとAI技術で最適な経営判断を支援岡田[公]研究室企業経営システム岡田 公治教授Koji Okada環境経営分野SDGsSDGs研究内容:管理会計・原価計算の実践に関する研究。本研究室では、現地調査を行うアクションリサーチと、管理会計ツールによる見える化によって、「MFCA(Material Flow Cost Accounting)による生産工程の改善」、「使用済み品の再資源化フローの構築」、「事業継続計画とマネジメント・コントロール・システムとの関連」、および「中小企業における管理会計・原価計算の実践」のテーマで研究を行っています。 社会との関わり:リサイクル企業との共同研究 目指す未来:リサイクル産業の技術革新が循環型経済を進展させる木村研究室管理会計システム木村 眞実准教授Mami Kimura 環境経営分野SDGs研究内容:持続可能なライフスタイルをデザインしよう。将来はガソリン車がなくなり、プラスチックの使用量も激減する、激動の時代です。本研究室では、持続可能なライフスタイルをデザインする方法と、そこへ転換していくしくみの研究をしています。バックキャスト思考を用いた価値創造、90歳ヒアリングによる戦前の暮らし方に学ぶ方法、自然界が持つ技術などネイチャーテクノロジーを活用する方法が特徴です。社会との関わり:自治体や企業と共にバックキャストで未来創造 目指す未来:地域に未来の暮らし方を育む泉をつくります古川[柳]研究室持続可能なライフスタイル古川 柳蔵教授Ryuzo Furukawa 環境経営分野SDGs将来の環境制約を踏まえ地域住民と勉強会プロジェクト挙動シミュレータライン生産からセル生産への転換「エコプロダクツ展示会」で研究成果を発表企業との共同研究(廃車由来ガラス再資源化)サービス業務生産性向上のためのシステム
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