東京都市大学環境学部
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12 | TOKYO CITY UNIVERSITY ENVIRONMENTAL STUDIES自然と調和した持続可能な社会の実現には、科学技術の発展だけでなく、社会科学的なアプローチも欠かせません。環境経営システム学科では、経営学、経済学、法学、教育学などの社会科学系と工学系の様々な分野の専門家が集い、環境にやさしい企業経営や政策立案の能力を身につけた人材の育成を目指して、教育と研究を行っています。2019年4月には、経営学系の教員を2名補強し、経営システムの要素をより強く打ち出し、環境マネジメント学科から現在の学科名に変わりました。本学科は環境経営と環境政策、ふたつの専門分野に分かれています。社会科学を基調としつつも、データサイエンスや統計学といった理工学的な知識も合わせて習得するもので、入学者には理系の出身者も多く占めています。環境経営分野は環境に調和した製品やサービスを企画開発し、社会の持続可能性を高める企業経営を行うための専門知識を取得することを目指します。世界的なサプライチェーンの中で、環境にやさしい企業経営や消費行動をどうすれば促すことができるのか、そういったことを考えるのがこの分野です。環境政策分野は、政治、経済、文化、国際関係などが複雑に絡み合う環境問題に対して、専門知識と幅広い視野の両方をもって、市民、企業、政府からなる実社会の特徴と課題を認識し、問題解決のための専門知識にもとづいた政策立案と実践ができる人を育てたいと考えています。私立大学の他の社会科学系学科と比べて大きな特徴となっているのが、およそ8人前後からなる少人数のゼミで、教員から直接的にきめ細やかな指導を受けられることです。キャンパスの外に出ていく授業もあり、リサイクル工場を見学したり、エコプロダクツ展に参加したりしています。卒業研究のテーマは、再生可能エネルギーの導入可能性の評価についての研究や、コンビニの食品ロスやフードバンクを扱ったものもあります。教員の専門性が多様なことを反映し、国内外の様々な問題に幅広く取り組んでいると言えます。本学科では社会調査士の資格が授業をとることで得られるほか、科目履修を基に取得を目指せる環境系の他の資格(例えば環境マネジメントシステム審査員など)もあります。卒業後の進路については、環境関係のコンサルタント会社をはじめ、幅広い業種に散らばっています。また現在では様々な分野の多くの企業で環境的な活動を行っており、それに携わる卒業生も増えています。 これからの時代を担う、環境経営や政策を学ぶ環境経営システム学科経営学、経済学、法学、教育学、工学など、様々な分野の専門家が集い、環境にやさしい企業経営や政策立案の能力を身につけた人材を育成します学科長:馬場健司

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