東京都市大学環境学部
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11 | TOKYO CITY UNIVERSITY ENVIRONMENTAL STUDIESQ1 どのような学修・研究を行っていますか? 超高層集合住宅を対象に、居住環境や居住者の意識について、実態調査やアンケート・インタビュー調査を実施します。コミュニティの形成要因、地域共生のための地域参加を促進する要因について研究しています。その成果を、国内の学会や国際会議、査読付論文誌等で発表しました。Q2 研究の魅力は何ですか? 研究は、大学で学んできた知識や技術をフルに活用し、それに加えて論理的思考力を鍛えることができ、自分自身の成長に大いに繋がります。対外に成果として発表できた時は、少しでも社会貢献につながっていると実感できるため、やりがいを感じます。また、明らかにしたいことをデータに基づいて定量的・学術的に示すことができる点が面白いです。徳永椋二 環境情報学研究科室田研究室 修士2年野沢百合奈環境創生学科飯島研究室 4年Q1 どのような学修・研究を行っていますか?  環境アセスメントを自然保全と都市開発の両面から学び、自然保全計画の作成や、学校周辺の生物調査、水質調査などの実習をしています。そのほか、都市計画や環境に関する法律・しくみなどの授業を受けます。研究室では、グリーンインフラを学び、持続的未来社会を視野に防災・減災・都市環境改善・健康・心理面などの緑による効果を研究しています。Q2 研究の魅力は何ですか?  「鉢物植物栽培の実態と植物栽培による人への効用に関する研究」を行っています。アンケートや心理テストを通して、植物栽培の効果のデータをとり、それを分析するのが面白いです。研究を通して、生活スタイルや栽培方法の提案を考え、緑のある豊かな生活を人々に届ける助けになれるのではないかと、魅力とやりがいを感じています。Q3 あなたは将来、どのような人になりたいと考えていますか?緑を通して身体や心の健康を人々に届けることで、世のため、人のために働きたいです。自然の中にいる動植物と人間が共存する、誰もが暮らしやすい社会を創造し、地球環境と人間の生活をよりよくすることに貢献したいです。農業、造園業、公園管理などのお仕事を通じて、この夢を実現したいと思います。佐々木媛都環境創生学科リジャル研究室 3年Q1 どのような学修・研究を行っていますか? 生態環境と都市環境の両面から環境について学んでいます。生物分類学やランドスケープ論では、フィールドに出て動植物に触れ、図化表現技法や測量学では環境を読み取り表現する技能を学ぶなど、 自分の興味に合わせて専門性を高めていくことができます。自分の興味に合わせて専門性を高めていくことができます。研究室では、 建築気候や環境への適応について研究をしています。Q2 研究の魅力は何ですか? 私は、「住宅における快適温度と好まれる温度の適応モデル」について研究を行っています。研究が進めば、快適な生活環境をつくると共に、自然環境を保全して存続させていくためのエネルギー消費の削減の可能性があると考えています。想像した未来を実現するための根拠を導く過程が、研究の面白いところだと思います。Q3 あなたは将来、どのような人になりたいと考えていますか?私は日常生活の快適性に興味があり、環境創生学科を選びました。例えば、冷房をつけたら寒いけれど消すと暑いと感じる室内や、満員電車の不快な空気など皆さんも身に覚えがあると思います。技術が日々驚くほど発展しても、日常の不便はまだまだ残っています。将来は、このような不快に感じる瞬間を少しでも減らしたいと考えています。左:実験では、被験者が並べられた植物の中から栽培する植物を選ぶ右:植物を飾り、育てることによる効果を研究している2019年度日本建築学会大会(北陸)で研究を発表。リジャル先生と記念写真学びの視点研究の対象とした超高層集合住宅群ベトナムの国際会議で発表近所付き合いの関連要因

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